いつもは出来ていたはずなのに原因不明の症状が起きてどうすれば良いのかわからないという方に一度は試していただきたい対処法UP Plus2編パート1
◆初期化が正常に行われない
症状の例:初期化中、X軸での移動中ガリガリ・ゴリゴリっと異音がし、進みも悪い。
原因
X軸のベルトについたクリップ部分がギアに噛んでしまい、前に進みづらくなっている。
このような症状は電源がついている状態で手動で動かそうとする際によくある症状です。
電源がついている時は手動でプラットフォームを無理矢理動かそうとするのはやめましょう。
対処法
※下記の対処法を行う場合の注意事項
1-必ず3Dプリンターの電源を落としてから行いましょう。
2-外したネジは紛失したり、どこについていたネジか分からなくなる恐れがあるので、必ず外した各ネジを別々で保管しながら行いましょう。
手順1 プラットフォーム裏のネジ2点を六角レンチで外します。
手順2 X軸の4点のネジを六角レンチで外します。
この時、二重の赤枠のネジにはワッシャーがついているので、無くさないように要注意。
手順3 ネジを外し終わったら上カバーを外します。
手順4 手でプラットフォームを前後に動かし、クリップ部分がギアに噛んでいないか確認しましょう。
手順5 このように噛んでいた場合、
プラットフォームを手で押さえながらクリップ部分を六角レンチで動かしギアに噛まないように調整します。
手順6 調整後もう一度手でプラットフォームを前後に動かし、クリップ部分がギアに噛んでいないか確認をします。
手順7 このように前後に動かしてもギアに噛まない状態なったら先程とは
逆の手順3~手順1の順で元の状態に戻して処置終了です。
元の状態にまで戻した後は3Dプリンタ-の電源を着け、正常に初期化が出来るようになったか動作確認を行いましょう。
もしこのような症状が起きてしまった場合は是非お試しください。