Polysher激アツな弊社ですが今回は本来のつかいみち「造形物の表面を光沢に仕上げる」を実践しようと思います。
そんなわけで今回の被験者はこちらのフクロウさんです。PolySmoothの色はグレー。……グレー?
<コケーッ
こちらは処理前の状態。UP BOX+で積層ピッチ0.1で印刷しています。高さ約15センチありますが、出力に17時間(!)かかりました。
Polysherの最大研磨サイズは高さ18センチなのでそこそこギリギリを攻めてます。
このサイズになると研磨時間もそれなりで、今回は40分じっくり処理にかけました。
処理後の状態がこちら!!
<クルッポーッ
ツルツルテカテカです!!!
積層ピッチが細かいと当然印刷に時間がかかってしまいますが、積層痕をきれいに消すにはやはりできるだけ細かい方がよいみたいです。
特に背中がうるつやでずっと触っていたくなります(おおげさ)。
(´ε` )「積層ピッチ荒くても長時間処理すればきれいになるんじゃないの?」
と思う方もいるでしょう。しかしながらこちらを御覧ください。
フクロウのとまっている薪(?)の溝のディティールが溶けた樹脂で埋まってしまっています。
Polysherは高濃度アルコールのミストで表面を溶かして処理するので、時間をかければかけるほど微細なディティールはつぶれてしまうのです。
なので時間をかけると確かに表面は綺麗になりますが、元の造形からはずんどこかけ離れてしまうんですね。
これも「積層ピッチが細かい方がよい」理由のひとつです。
研磨に使うIPA(イソプロピルアルコール)とフクロウと比較のタバコ
「その2」ではあえて長時間処理しちゃったり指紋つけちゃったりPolysher使用にあたっての「失敗」について書きたいと思います。
ではでは。