大阪大学豊中キャンパス 正門前
大阪大学大学院基礎工学研究科
研究科本館
今回の導入事例はインタビュー形式で掲載しています。
2014年6月ご購入の「大阪大学 大学院基礎工学研究科 佐藤宏介研究室」様に取材させていただきました。
- Q1、プリンターをどのような案件(研究・授業・サークル等)で利用されているのか?
- 三次元空間のパターン計測とパターン投影(昨今の言葉で言うと、プロジェクションマッピング)を技術基盤にする、様々なスマートシステムを研究しています。そのためのデバイス試作の実装レベルを高めることと、開発期間を短縮することを主な目的に、3Dプリンタを導入しました。
- Q2、案件の内容は?
- IoT(Internet of Things)用デバイスの外装や、ヒューマンインタフェース機器の開発、さらには考古調査システムで計測した遺物や遺稿のサンプル作製として活用しています。
- Q3、今まではどのように作製していたのか?
- 外注、または学内の他部門所有の機器を利用していましたが、試作をたびたび繰り返さないといけため、手許に3Dプリンタが必要になりました。
- Q4、導入の決めては何か?
- ハートを共通するアメリカMake誌執筆陣によるレビュー結果です。実際は、価格に見合わない高い作製精度です。
- Q5、導入後の感想は?
- 利用する際に、学生が3Dプリンタの方へ行くのではなく、本体が軽いため、3Dプリンタを自分のデスクの方に持ってきて利用しているのが、想定していなかった使い勝手の良さです。外装ケースがないことが、逆に構造や動きをよく観察することができ、工学教育上も大変満足しています。
- Q6、どのようなものを作製されているか?
- 大阪大学文学部中庭で保存している富田林市宮前山古墳出土の横口式石棺の立体模型。情報考古学研究のため当研究室製作の3Dスキャナーで計測。
UP Plus2で作製した石棺の立体模型
飲水行動をアンビエントセンシングするセンサ内蔵マグプレート。IoT(Internet of Things)研究のため試作。
UP Plus2で作製した試作ケース
佐藤宏介研究室 HP:
http://www-sens.sys.es.osaka-u.ac.jp/
導入時動画:
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